はじめに
人生には、結婚・出産・住宅購入・老後など、さまざまな節目=ライフイベントがあります。これらには多額の費用がかかるため、計画的に準備することが重要です。本記事では主なライフイベントごとの費用目安と、資金準備のポイントをわかりやすく解説します。
1. 結婚にかかる費用

結納、婚約から新婚旅行までにかかった費用を合わせると、平均454万円となっています。※1
- 結婚式・披露宴:約344万円
- 新婚旅行:約62万円
- 指輪:約30万円(二人分)
※1:株式会社リクルート「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024」
2. 出産・育児にかかる費用

- 出産費用:約50万円程度(自己負担)※2
- 育児費用:年間100万円前後(0歳〜小学校入学まで)※3
- 内訳:保育料、生活用品、衣服、医療費、食費、教育費など
※2:厚生労働省「出産費用の見える化等について」(令和5年9月)
※3:内閣府「平成21年度(2009年)インターネットによる子育て費用に関する調査」
3. 教育費
- 幼稚園〜高校:公立なら約600万円、私立なら約2,000万円※4
- 大学進学(私立理系・自宅通学):4年間約800万円※5
👉 詳細は別記事「子どもの教育資金ガイド」参照
※4:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
※5:日本政策金融公庫「平成25年度 教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」
4. 住宅取得にかかる費用
- 新築マンション:約5,200万円(全国平均)
- 建売住宅:約3,600万円(全国平均)
- 中古マンション:約3,000万円(全国平均)
- 諸費用:登記費用、火災保険、仲介手数料などで物件価格の5〜10%
※6:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査(2024年7月26日)」
5. 老後資金
- 老後の生活費(夫婦2人):月額約26万円※7
- 公的年金(夫婦2人):月額約22万円※8
※7:総務省「2024年度(令和6年)家計調査報告」
※8:厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
6. ライフプラン全体を見通すには
これらのライフイベントは個別に考えるのではなく、人生全体の資金設計の中で計画することが重要です。
当サイトでは、無料で使える「ライフプランシミュレーション」を提供しています。
ご自身の情報やライフイベントを入力するだけで、未来のお金を見える化できます。
まとめ
人生のさまざまな節目には多くの費用がかかりますが、正しく理解して備えれば過度に不安になる必要はありません。
本記事を参考に、未来の自分と家族のために、計画的な準備をはじめましょう。
ライフプランの見直しは、今この瞬間から始めることができます。